3.疾患によるもの

メニエール病や突発性難聴、または脳出血など脳の疾患によって起こる耳鳴りもあります。特に脳の疾患による耳鳴りは、音の種類などで判断し、怪しいと思ったらすぐに病院に行くことをおすすめします。

4.ストレスや疲労によるもの

睡眠不足やストレス、疲労がたまっているときなども耳鳴りが起きることがあります。この症状は比較的多くの人に見られ、ゆっくり休養を取ると収まっていくのであれば、あまり心配はないことが多いようです。日頃から睡眠不足にならないようにし、ストレスをためないように規則正しい生活を心掛けることで予防できます。ただし、そのままストレスや疲労が改善されなければ、突発性難聴やメニエール病などの疾患に発展することもあるので注意が必要です。

5.電子機器や携帯電話などが原因と思われるもの

現代は生活する場に電磁波があふれています。テレビやパソコンからも電磁波は発生していますし、電子レンジ、IHコンロなども同様に電磁波を発生させます。電磁波と耳鳴りの因果関係は、いまだはっきりとは解明されてはいません。しかし電磁波の強いところで耳鳴りが発生しやすいという報告がされています。

また、電磁波の影響か、または耳にじかにあてて音を聞く仕組みのためか、周波数の影響によって音響障害を起こすのか明らかにはなっていませんが、携帯電話をよく使用する人は耳鳴りが起こりやすいといわれています。

主な耳鳴りの4つの種類

 
実は、実際に体内で音が発生することによる耳鳴りはごく一部。耳鳴りのほとんどは脳が音が鳴っているかのように感知してしまうものです。実際に耳に異物が入ったり、体内の音が聞こえることによって発生する耳鳴りまで含めるとさまざまな種類があります。