突然キーンと耳に響く不快な耳鳴り。悪い病気のサインじゃないか、このまま悪化したらどうしよう・・・など不安になりますよね。耳鳴りにはいくつか種類があります。そこで、ここでは耳鳴りの種類とそれぞれの原因を解説します。

耳鳴りを引き起こすさまざまな原因

耳鳴りの種類と同じく、耳鳴りを引き起こす原因についてもさまざまな種類があります。ここからは、主にどんなことが原因で耳鳴りを引き起こすのかを見ていきましょう。

1.加齢によるもの

年を取ると内耳の神経細胞も老化します。すると低下した機能をカバーしようとして脳が感度を上げることで対応します。そこで本来は鳴っていない、拾わないはずの脳の電気信号まで拾ってしまい、音が鳴っているかのように感じてしまう。これが加齢による難聴に伴う耳鳴りの仕組みといわれています。とはいえ、今だはっきりした原因解明には至っていないのが現状。加齢による耳鳴りは補聴器をつけて聞こえを良くすることで軽減できます。

2.大きな音によるもの

大きな音によって起こる耳鳴りは、スピーカーの近くで大音響を聞いたりすると耳の中の細胞が傷つき外傷を起こすことで発生します。その外傷がもとになって難聴になり、その難聴に伴う症状として耳鳴りが起きるのです。コンサートなどでスピーカーに近い席に座ると、終了した後もしばらく「キーン」と耳鳴りが起こることがありますよね。その場合の耳鳴りは一過性のことが多く時間が経てば収まっていきます。

しかし、イヤホンで大きな音を聞く習慣がある、頻繁にライブなどで大きな音を聞いているなどの場合、難聴になってしまい、その症状として耳鳴りが起きることも。しばらくたっても耳鳴りが収まらなければ耳鼻科を受診しましょう。