頭鳴りと耳鳴りの違いについて

耳で感じるのではなく、頭に響くような不快な頭鳴りってご存知ですか?ここでは頭鳴りの特徴や耳鳴りとの違いについて解説します。

頭鳴りとは

後頭部や頭のてっぺんのあたりでキーンという金属音やザー、ガンガンなどの雑音が響く症状を「頭鳴り」といいます。静かな環境でより気になること、耳をふさぐと増長すること、また他人には聞くことができない音であることから耳鳴りと似ていますが、違うのは耳で感じるのではなく頭の中で鳴っているように感じることです。

耳鳴りとはどう違うの?
耳鳴りは耳の片側で感じますが、頭鳴りとは耳の両側で感じる耳鳴りのことです。自分の両側にそれぞれ1つずつのスピーカーがあると想像してみましょう。どちらか一方から音が出ていれば片側から音が鳴っていると認識しますが、2つのスピーカーが同時になっていると、まるで頭の中で響いているように感じますよね。

その原理と同じで、両側から感じる耳鳴りであるために頭の中で響いているように感じてしまう、それが「頭鳴り」のメカニズムです。

頭鳴りの原因とは?
耳鳴りと同じく、頭鳴りもはっきりした原因を特定するのが難しいものです。自律神経失調症や脳の興奮状態、栄養不足などさまざまな原因が考えられますが、耳鳴りと同じで規則正しい生活や適切な栄養摂取、休息などトータルで体の調子を整えることで改善できることが多いようです。また、骨のゆがみや頭蓋骨の歪みを改善したら頭鳴りが軽減したという人もいます。